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漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫
(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~
【聞診】


聞診とは、聴覚と臭覚を使って行う診察です。患者と会話をしながら、声の出し方、力強さ、咳、呼吸音、胃やお腹の音を聞いたり、口臭や体臭を調べたりします。

● 音の診察

話し方....はっきりと力強い人は、気が循環し、充実した状態。ボソボソと力のない人は、
         気が不足し、気虚の状態と考えられる。

呼吸.....力のある人は実証、ない人は虚証と考えられる。

お腹の音..お腹がグルグルと活発に鳴っているような場合、
         気血が滞っていると考えられる。

.......力強い場合は実証、弱いものは気証が考えられる。


● 匂いの診察

口臭.....胃腸の調子が判り、裏に熱があると考えられる。

体臭.....代謝の異常、皮膚の調子が悪いと考えられる。

尿臭.....無色透明、匂いの余りないものは寒証、色が濃く、
         匂いがきついものは熱証と考えられる。

便臭.....匂いの余りないものは寒証、匂いがきついものは熱証と考えられる。
# by kairopapa | 2012-04-14 13:42 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫

(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~

【望診】


● 舌の色
(たんこうぜつ)
淡紅舌...健康な人の舌の色。全体に淡く赤い色をしていて、湿っているのが特徴。
(たんぱくぜつ)
淡白舌...舌の色が正常な状態 (淡紅色) より、更に淡い様子。虚証と判断され、
        貧血気味の人によくみられる。

(こうぜつ)
紅舌.... 舌が正常な状態より赤く濃い状態。発熱、脱水症状の時に多くみられる。
        オケツ状態と判断できる。

(しぜつ)
紫舌....紫、または青色の舌。オケツ状態で、強い冷え性の人に多い。

● 舌の形
(ばんだいぜつ)
バン大舌...口の幅いっぱいに膨張した舌で、気虚、水毒が考えられる。

紅点..... 舌の表面に赤い点が点在する舌で、熱証、オケツが考えられる。

舌の乾湿...乾燥していれば熱証、湿っていれば寒証が考えられる。
(しあつこん)
歯圧痕....舌に歯の跡が付いた状態で、水毒が考えられる。

※ ただし、例外もある為、舌だけを見て一喜一憂する必要はありません。
# by kairopapa | 2012-04-11 13:43 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫

(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~


では、漢方医学のモノサシを使って、実際に患者の証を診たてる為の方法をみていきましょう。

漢方医学では、証に必要な情報を収集するために
 『望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)・切診(せっしん)』 という四診(ししん)を行います。

これらは、医師の五感を駆使して行うもので、独特な診察方法によって 『証』 を決定していきます。

証の決定は、その人に適した漢方処方と結び付けており、治療方法の決定にもなります。


【望診】

望診は、目で見て行う視診のことです。患者が診察室に入ってきた時から始まり、患者の体型や体格、姿勢、表情、動作、雰囲気などを観察し、大まかに 『虚・実』 を捉えます。

更に顔色、目、唇、舌、皮膚、爪、頭髪などの状態を観察し、『気・血・水』 の乱れがないか確認していきます。

例えば、浮腫みが見られれば 『水毒』、皮膚が乾燥してカサカサしたり、ひび割れていれば 『血虚』 の可能性を考えたりします。

望診の中で、特徴的なものが 『舌診(ぜっしん)』 です。漢方医学では、舌の状態に体の異変が現れると考えており...

舌質(ぜっしつ)(色や形)と舌苔(ぜったい)(表面に着く苔状のもの)、舌の側面に着く歯形の跡によって浮腫みの有無などを観察します。

健康な人の舌は淡紅色(たんこうしょく)で、全体に白い場合は冷え、赤っぽい場合は熱があることを示しています。

健康な人でも薄く白い舌苔がみられるものですが、舌苔が厚い場合には水毒を表します。また、舌の裏側が紫色に腫れて浮かび上がっている場合は、オケ血が考えられます。
# by kairopapa | 2012-04-07 02:20 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫

(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ
~~~~~~~~~~~~ 
 気(き)・血(けつ)・水(すい)
~~~~~~~~~~~~

<水>


『水』 は体内を巡る 『血』 以外の水分のことです。つまり、体液や分泌液、尿や浸出液のことを指します。

水の循環が順調であれば、皮膚に潤いと張りをもたらし、筋肉、関節の動きを容易にして、脳が栄養で充実するといいます。

逆に、水分が不足したり、水分を調節する器官に異常があったりすると、次のような症状が現れます。

● 水の不調

水毒(すいどく)  水が停滞や偏在している(必要なところには少なく、必要のないところに
            溜まっている)状態。むくみ、めまい、頭痛、下痢、
            排尿異常などがみられる。
# by kairopapa | 2012-04-05 15:31 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
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(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ
~~~~~~~~~~~~ 
 気(き)・血(けつ)・水(すい)
~~~~~~~~~~~~

<血>


『血』 は全身を循環して、皮膚、筋肉、目、鼻、胃腸、子宮などあらゆる組織・器官に栄養を運び、生命を活動させる液体のことです。

西洋医学で言う 『血液』 とほぼ同等なものとして捉えてよいでしょう。

血の循環が順調であれば、皮膚が潤い、力がみなぎり、生命活動が活発になるといいます。

逆に、血量が不足したり、血の流れが滞ったりすると、次のような症状が現れます。


● 血の不調

オケ血(おけつ)  血がスムーズに流れず停滞している状態。月経異常、便秘、
              お腹の圧痛 (押すと痛む)、肌荒れ、色素沈着などがみられる。


血虚(けっきょ)  血液が全体的に不足している状態。貧血、皮膚の乾燥、脱毛、
             血行不良などがみられる。
# by kairopapa | 2012-04-02 18:00 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
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≪2、『証』 を知る診察法≫

(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ
~~~~~~~~~~~~ 
 気(き)・血(けつ)・水(すい)
~~~~~~~~~~~~

●気の不調


気滞(きたい)  気の流れが障害されている状態。頭が重い、喉が詰まった感じがする、
          息苦しい、お腹が張るなどがみられる。

気虚(ききょ)  気が全体的に不足し、滞っている状態。気力の減退や疲労感、だるさ、
          食欲不振などが見られる。
          ※『気虚』 であれば、『血』 『水』 の循環も滞っているとみる

気逆(きぎゃく) 気の流れが逆行している状態。のぼせや動悸、発汗、不安感などが
          みられる。
# by kairopapa | 2012-03-31 04:04 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
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(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ
~~~~~~~~~~~~ 
 気(き)・血(けつ)・水(すい)
~~~~~~~~~~~~


漢方医学では、人間の体は気・血・水の3要素が体内を循環することによって維持されていると考えられています。

ですから、この3要素が不足したり、滞ったり、偏ったりした時に、不調や病気、障害が起きてくるという事になります。

例えば、更年期障害は気滞(きたい)、オケ血(おけつ)、メタボリックシンドロームは水毒(すいどく)、オケ血、老化による病気は気虚(ききょ)、

オケ血、水毒、自律神経失調症は気滞、気滞、水毒の人に多くみられるようです。


<気>

『気』 は、人間を生かしているエネルギー、つまり生命力のことです。

普段、何気なく使っている 『元気』 『陽気』 『やる気』 『眠気』などの言葉は、人間の精神や肉体的状態に 『気』 というエネルギーが大きく作用している事を示しています。

気というのは、目には見えませんが、体の中をくまなく循環しています。健康な体では、気が滞りなく全身を巡っているのですが...

体力が低下したりストレスが掛かったりすると、気の巡りに悪影響を及ぼし、気の流れが滞ったり、循環する気が足りなくなるったりしてきます。すると、

次のような症状が現れます
# by kairopapa | 2012-03-28 02:23 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
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(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ


〔寒・熱〕

寒・熱とは、病状の性質を示すモノサシです。

漢方医学でいう寒・熱は、体温計で測る熱のことではありません。

本人が寒く感じるか、熱く感じるかということです。例えば、風邪の発熱時にゾクゾクとする悪寒は、『寒』 です。

逆に、気温が低く熱がない時でも、喉が渇く、顔がほてる、冷たいものが欲しい場合は、『熱』 となります。

また、顔はほてるのに手足は冷えるというように、体全体の寒熱と部分的な混ざり合った状態で存在する事もあります。

〔表・裏〕

表・裏とは、病気が体のどこに出ているかを把握するモノサシです。

漢方医学では、人間の体は三層からなっていると考えます。皮膚や神経、筋肉、関節などの表層部分を 『表(ひょう)』、

胃や腸などの消化管を 『裏(り)』、肺や肝臓、心臓など表と裏の間にある部分を 『半表半裏(はんびょうはんり)』 といいます。


例えば、内臓に異常がなく、発熱などの表面の症状だけの時は 『表証』 といい、便秘などの裏の症状の時は 『裏証』 といいます。

また、表・裏は病気の進行状況を知るモノサシでもあります。

一般に、病気は体の 『表』 から入り、深部である 『裏』 へと進行していくと考えられています。

例えば、風邪のひき始めで、発熱など風邪の病邪が表面付近に侵入したての状態は 『表』、進行して喉の痛みが出るなど表と裏の中間まで入り込んだ状態は 『半表半裏』...

下痢など体の裏側や奥に入った状態は 『裏』 とされ、同じ風邪でもそれぞれに合った治療か゛必要になります。
# by kairopapa | 2012-03-26 13:25 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
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(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ

≪虚・実≫

    あなたは実証?虚証?


〔虚証〕                〔実証〕


顔が青白い             顔色が赤い

声がか細い             声が大きい

食欲不振              食欲がある 

なで肩                いかり肩

胃腸が弱い             胃腸が強い

腹筋が弱い             腹筋が強い

下痢気味              便秘がち

脈が弱い

痩せ                 ガッシリしている

疲れやすい            元気がある

肌が荒れやすい         肌に艶がある

低血圧気味            高血圧気味 
   
 

この陰・陽、虚・実という指標を使うと、大まかな証の振り分けをすることができます。こうした症状を解消する為に、それぞれの中間へ向かうような漢方処方が選ばれるのです。
# by kairopapa | 2012-03-24 13:36 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)
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(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ

≪虚・実≫


虚・実とは、体力や抵抗力の程度を示すモノサシです。

体力や抵抗力が充実している人を 『実証(じっしょう)』、体力がなく弱々しい感じの人を 『虚証(きょしょう)』 といいます。

また、
虚・実の特徴を半分ずつ持つ人は 『中間証』 といいます。実証を示す人は、健康そのもののように見えますが、そうではありません。

実証は、体力が充実すると共に、便秘があったり、コレステロールや中性脂肪や血圧、尿酸値が高かったりするなど、排除されるべき余分なものが体内に有る状態と考えられています。

また、一見ガッシリしている人が実証、痩せ型の人が虚証と思われがちですが、ガッシリしている人でも風邪をひきやすかったり、痩せ型でも案外タフだったりする場合もあります。


つまり、虚・実は体格だけでなく、顔色、声の出し方、姿勢、体格などを総合的に診なければ判断することができないものなのです。

また、どちらともいえない中間証の人も沢山います。加齢によっても変わってくるものなので、実証だった人が虚証に変わることもあれば、その逆もあります。
# by kairopapa | 2012-03-22 11:13 | 日常生活 | Trackback | Comments(0)