カイロパパの日記
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漢方医学の基礎知識

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3、漢方薬の力

(1) 漢方医学の治療とは?


漢方医学の治療は、症状を解消する 『標治(ひょうち)』 と根本的な体質改善をする 『本治(ほんち)』 に大きく分かれています。

例えば、花粉症の患者に対して、鼻水を止める処方を使う場合は 『標治』 であり、また、『標治』 と 『本治』を同時に考えて処方する場合を 『標本同治(ひょうほんどうち)』 といいます。

この2つは車の両輪に例えられ、どちらも重要で、かかすことの出来ない治療法です。

また、漢方医学には 『補(ほ)』 『瀉(しゃ)』 という治療概念があります。 

『補』 は、虚証や陰証のような虚弱体質で体が冷えるような人に行われる処方を指し、体を温めたり、足りない栄養などを補ったりする治療法です。

『瀉』 は、実証や陽証のようなエネルギー過剰の人に行われる処方を指し、体の過剰なものを外へ出す治療法です。

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by kairopapa | 2012-04-28 15:25 | 日常生活 | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫
(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~
【切診】

≪腹診≫


特定の場所を押さえてみて、抵抗感や痛み、コリがないかどうか確認します。腹部の場所によって、次のような幾つか特徴的な症状がみられます。

(いないていすい)
胃内停水
....みぞおちの辺りを軽く叩いて、ホチャホチャと音がする場合、
                 水毒が考えられる。


(きょうきょうくまん)
胸脇苦満
....両脇の肋骨の下からみぞおちにかけて、張りやつかえ感があり、
                 押すと痛みや抵抗がみられる場合、喘息、肝臓や胆道の
                 病気が考えられる。


(しょうふくふじん)
小腹不仁
....下腹部に触れると、腹部の筋肉が弱く、押すと柔らかく凹む場合、
                 虚証と考えられる。足腰の弱い人、高齢者になられる。


(しんかひこう)
心下ヒ鞭
....みぞおちの部分につかえた感じがあり、押すと痛みや反射的な
                           抵抗がある場合、消化器の病気が考えられる。


(しょうふくこうまん)
小腹硬満
....下腹部、特に臍の下部が硬く腫れ、押すと痛みや抵抗がある場合、
                 オ血が考えられる。月経異常や女性特有の病気、
                 肝臓病などでみられる。


〔コラム〕 漢方医学は女性に支持されています!

女性の体は、毎月の月経を始め、思春期、妊娠、出産、更年期など、女性ホルモンの分泌が大きく変化し、体調や精神面に微妙な影響を及ぼします。

そして、月経痛や原因のはっきりしない冷えや肩こり、頭痛、イライラ感などの不快な症状を抱え込んでいる女性が非常に多いのが現状です。

このような症状は西洋医学では 『不定愁訴』 『自律神経失調症』 と分類され、対処療法のみや治療の必要すらないとされがちでした。

しかし、漢方医学は、こうした症状を得意な分野としており、婦人科系に漢方治療を取り入れる医師も増えています。

漢方薬局も、明るくオシャレで女性が利用しやすいものに変化しつつあり、日常生活にも気軽に取り入れやすくなっています。

より健康で快適な生活を営む為にも、『漢方医学』 を選択肢の1つに取り入れてみるのも良いでしょう。

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by kairopapa | 2012-04-26 17:29 | 日常生活 | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫
(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~
【切診】


患者の体に直接触れて行う診察です。切診には、脈を診る 『脈診(みゃくしん)』 と、お腹を診る 『腹診(ふくしん)』 があり、これらで証を絞り込んでいきます。

≪脈診≫

漢方医学では、両手首の脈を診ます。そして、脈の深さ、速さ、脈拍数、緊張状態を調べます。

これは、気血の通り道である脈を調べることで、気血のバランス、病気の状態、抵抗力の強さなどが分かるとされています。

例えば、触れただけで脈が分かる場合は 『脈が浮く』 と表現され、熱性の病気の初期で多くみられます。

反対に、指を強く押し付けてやっと脈が分かる場合は 『みゃが沈む』 と表現され、冷えや慢性的な病気で体力が消耗している際に多くみられます。


≪腹診≫

漢方医学では、特に重要視されている診察法です。患者に仰向けに寝てもらい、腹部に直接触れて診察します。

お腹を手の平で押してみた時の反発力である 『腹力』 は、生命力の強さを表していると考えられており...

腹力の強いものを実証、弱いものを虚証とし、強くもなく弱くもないものを中間証とします。

更に、特定の場所を押さえてみて、抵抗感や痛み、コリがないかどうか確認します。腹部の場所によって、次のような幾つか特徴的な症状がみられます。

続きは明日へ

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by kairopapa | 2012-04-25 04:28 | 日常生活 | Comments(0)
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≪2、『証』 を知る診察法≫
(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~
【問診】


問診では、現在の症状、経過、これまでに罹ったことのある病気、アレルギーの有無などを質問します。

今起こっている症状に関することだけでなく、全身の状態、日頃の生活に関することなど、質問の幅が広いのが特徴です。

例えば、頭痛を訴えている女性に、『食欲はあるか』 『出産経験の有無や月経の状態はどうか』 など一見関係のないようなことも尋ねます。

しかし、食欲の有無は 『虚・実』、出産の有無や月経の状態は 『オケツ』 の判断材料になります。

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by kairopapa | 2012-04-16 15:37 | 日常生活 | Comments(0)
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≪2、『証』 を知る診察法≫
(2) 4つの診察法
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【聞診】


聞診とは、聴覚と臭覚を使って行う診察です。患者と会話をしながら、声の出し方、力強さ、咳、呼吸音、胃やお腹の音を聞いたり、口臭や体臭を調べたりします。

● 音の診察

話し方....はっきりと力強い人は、気が循環し、充実した状態。ボソボソと力のない人は、
         気が不足し、気虚の状態と考えられる。

呼吸.....力のある人は実証、ない人は虚証と考えられる。

お腹の音..お腹がグルグルと活発に鳴っているような場合、
         気血が滞っていると考えられる。

.......力強い場合は実証、弱いものは気証が考えられる。


● 匂いの診察

口臭.....胃腸の調子が判り、裏に熱があると考えられる。

体臭.....代謝の異常、皮膚の調子が悪いと考えられる。

尿臭.....無色透明、匂いの余りないものは寒証、色が濃く、
         匂いがきついものは熱証と考えられる。

便臭.....匂いの余りないものは寒証、匂いがきついものは熱証と考えられる。

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by kairopapa | 2012-04-14 13:42 | 日常生活 | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫

(2) 4つの診察法
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【望診】


● 舌の色
(たんこうぜつ)
淡紅舌...健康な人の舌の色。全体に淡く赤い色をしていて、湿っているのが特徴。
(たんぱくぜつ)
淡白舌...舌の色が正常な状態 (淡紅色) より、更に淡い様子。虚証と判断され、
        貧血気味の人によくみられる。

(こうぜつ)
紅舌.... 舌が正常な状態より赤く濃い状態。発熱、脱水症状の時に多くみられる。
        オケツ状態と判断できる。

(しぜつ)
紫舌....紫、または青色の舌。オケツ状態で、強い冷え性の人に多い。

● 舌の形
(ばんだいぜつ)
バン大舌...口の幅いっぱいに膨張した舌で、気虚、水毒が考えられる。

紅点..... 舌の表面に赤い点が点在する舌で、熱証、オケツが考えられる。

舌の乾湿...乾燥していれば熱証、湿っていれば寒証が考えられる。
(しあつこん)
歯圧痕....舌に歯の跡が付いた状態で、水毒が考えられる。

※ ただし、例外もある為、舌だけを見て一喜一憂する必要はありません。

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by kairopapa | 2012-04-11 13:43 | 日常生活 | Comments(0)
漢方医学の基礎知識

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≪2、『証』 を知る診察法≫

(2) 4つの診察法
~~~~~~~~~~~~~~


では、漢方医学のモノサシを使って、実際に患者の証を診たてる為の方法をみていきましょう。

漢方医学では、証に必要な情報を収集するために
 『望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)・切診(せっしん)』 という四診(ししん)を行います。

これらは、医師の五感を駆使して行うもので、独特な診察方法によって 『証』 を決定していきます。

証の決定は、その人に適した漢方処方と結び付けており、治療方法の決定にもなります。


【望診】

望診は、目で見て行う視診のことです。患者が診察室に入ってきた時から始まり、患者の体型や体格、姿勢、表情、動作、雰囲気などを観察し、大まかに 『虚・実』 を捉えます。

更に顔色、目、唇、舌、皮膚、爪、頭髪などの状態を観察し、『気・血・水』 の乱れがないか確認していきます。

例えば、浮腫みが見られれば 『水毒』、皮膚が乾燥してカサカサしたり、ひび割れていれば 『血虚』 の可能性を考えたりします。

望診の中で、特徴的なものが 『舌診(ぜっしん)』 です。漢方医学では、舌の状態に体の異変が現れると考えており...

舌質(ぜっしつ)(色や形)と舌苔(ぜったい)(表面に着く苔状のもの)、舌の側面に着く歯形の跡によって浮腫みの有無などを観察します。

健康な人の舌は淡紅色(たんこうしょく)で、全体に白い場合は冷え、赤っぽい場合は熱があることを示しています。

健康な人でも薄く白い舌苔がみられるものですが、舌苔が厚い場合には水毒を表します。また、舌の裏側が紫色に腫れて浮かび上がっている場合は、オケ血が考えられます。

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by kairopapa | 2012-04-07 02:20 | 日常生活 | Comments(0)
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≪2、『証』 を知る診察法≫

(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ
~~~~~~~~~~~~ 
 気(き)・血(けつ)・水(すい)
~~~~~~~~~~~~

<水>


『水』 は体内を巡る 『血』 以外の水分のことです。つまり、体液や分泌液、尿や浸出液のことを指します。

水の循環が順調であれば、皮膚に潤いと張りをもたらし、筋肉、関節の動きを容易にして、脳が栄養で充実するといいます。

逆に、水分が不足したり、水分を調節する器官に異常があったりすると、次のような症状が現れます。

● 水の不調

水毒(すいどく)  水が停滞や偏在している(必要なところには少なく、必要のないところに
            溜まっている)状態。むくみ、めまい、頭痛、下痢、
            排尿異常などがみられる。

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by kairopapa | 2012-04-05 15:31 | 日常生活 | Comments(0)
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≪2、『証』 を知る診察法≫

(1) 漢方医学のモノサシ

② 証を診立てるモノサシ
~~~~~~~~~~~~ 
 気(き)・血(けつ)・水(すい)
~~~~~~~~~~~~

<血>


『血』 は全身を循環して、皮膚、筋肉、目、鼻、胃腸、子宮などあらゆる組織・器官に栄養を運び、生命を活動させる液体のことです。

西洋医学で言う 『血液』 とほぼ同等なものとして捉えてよいでしょう。

血の循環が順調であれば、皮膚が潤い、力がみなぎり、生命活動が活発になるといいます。

逆に、血量が不足したり、血の流れが滞ったりすると、次のような症状が現れます。


● 血の不調

オケ血(おけつ)  血がスムーズに流れず停滞している状態。月経異常、便秘、
              お腹の圧痛 (押すと痛む)、肌荒れ、色素沈着などがみられる。


血虚(けっきょ)  血液が全体的に不足している状態。貧血、皮膚の乾燥、脱毛、
             血行不良などがみられる。

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by kairopapa | 2012-04-02 18:00 | 日常生活 | Comments(0)