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※ 銅
☆ メラニン色素を生成
銅が不足した時に現れる症状に、髪や皮膚の色が抜け落ちる、脱色があります。脱色する訳は、メラニン色素を作る時に必要な酵素チロシナーズに、銅が欠かせないからです。
☆ 骨や血管壁を強化
銅を含む酵素には、骨や血管壁を強化するコラーゲンやエラスチンの生成に働く物もあります。ですから、骨がスカスカになる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や、
血管壁がもろくなって起こる動脈硬化や動脈瘤(りゅう)を防ぐのに、銅も一役買っている事になります。
☆ 銅の容器に注意
成人の所要量は1.4~1.8mgです。ほぼ、この量は摂れています。過剰症の心配もありません。
注意したいのは銅の容器です。
銅の容器に酸性飲料を入れっぱなしにし、それを飲んだ為に急性中毒を起した例があります。
この場合、銅が高濃度に溶け出た飲料200mlを飲んで、20mgの銅を摂取しています。銅鍋の酸性食品の取り扱いには注意しましょう。
通常の食生活では中毒は起こりません。